「夜、寝ている子どもの頭や背中を触ったら汗でびしょびしょ……」
子どもが寝ている間に汗びっしょりになっていると、心配になりますよね。
布団をかけてもすぐにはいでしまったり、髪の毛が濡れるほど汗をかいていたりすると、
「こんなに汗をかいて大丈夫?」
「着替えさせたほうがいい?」
「寝ているけど、起こしたほうがいいのかな?」
と迷うこともあると思います。
まずは、子どもが寝ている間にたくさん汗をかく理由から見ていきましょう。
子どもは大人より汗をかきやすい
そもそも、子どもは大人が思っている以上によく汗をかきます。
子どもは大人に比べて体温調節の機能がまだ発達途中で、体の大きさに対して汗をかくための汗腺が多いことなどから、汗をかきやすいといわれています。
そのため、寝ている間に髪の毛がびっしょりになったり、首や背中のパジャマが濡れたりすることもあります。
「寝汗がすごい=何かおかしい」というわけではありません。
もちろん、汗以外にも体調の変化がある場合は注意が必要ですが、寝汗だけで慌てすぎなくても大丈夫です。
私が病児保育で14年間働いていた頃も、すやすや寝ている間に汗びっしょりになっている子どもは珍しくありませんでした。
今回は、病児保育の現場で見てきた経験と、わが家の汗っかきな子どもとの生活をもとに、子どもの寝汗への対応や、寝具を濡らさないための工夫についてまとめます。
病児保育でも、熱のある子の寝汗は多くありました
私が病児保育で働いていたときも、寝ている間に汗びっしょりになる子どもはたくさんいました。
特に発熱している子は、熱が下がってくるタイミングなどに、汗をたくさんかいていることがあります。
解熱剤を使用したあとなどに、汗でパジャマが濡れていることもありました。
その子の体調や熱の経過を見ながら、
「汗で濡れているな」
「少し冷えてきているな」
「着替えたほうがよさそうだな」
と、そのときの子どもの様子に合わせて対応していました。
ただ、汗をかいたからといって、寝ている子を毎回起こして着替えさせていたわけではありません。
眠れていることも大切なので、必要以上に起こさないようにしていました。
汗びっしょりでも、寝ている子を起こして着替えさせる?
ここは、家庭でも迷うところではないでしょうか。
「汗をかいたら、すぐ着替えさせたほうがいい」
と思ってしまうかもしれませんが、私は必ずしもそうする必要はないと考えています。
たとえば、子どもが気持ちよさそうに眠っていて、パジャマが少し汗ばんでいる程度なら、無理に起こさず様子を見ることもできます。
一方で、
- パジャマがかなり濡れている
- 汗で体が冷えてきている
- シーツまで濡れている
- 子ども自身が不快そうにしている
という場合には、着替えや寝具の交換を考えます。
大切なのは、「汗をかいたら必ず○○する」というルールではなく、汗の量と子どもの様子を見ること。
毎晩のことだからこそ、親が無理なく続けられる方法を見つけることも大切だと思っています。
子どもの寝汗対策、病児保育でしていたこと
病児保育では、汗をたくさんかく子どもに、こんな対応をしていました。
背中にバスタオルを敷く
汗をかきやすい子どもの場合、背中のあたりにバスタオルを敷いておくことがあります。
汗をかいたときに、パジャマだけでなく寝具までびっしょりになるのを防ぎやすくなります。
そして、バスタオルなら特別なものを用意しなくても、家にあるものですぐできます。
汗で濡れたら、タオルだけ交換することもできます。
「毎日専用の汗取りグッズを用意しなきゃ」と考えなくても、まずは家にあるバスタオルで試してみるのもいいと思います。
寝汗対策で使うなら、吸水性があり、洗濯しやすく乾きやすいものが便利です。
毎日使うものなので、厚手でふわふわなものより、洗濯後に乾きやすい薄手のタイプを選ぶのもひとつです。
また、背中に敷いて使うなら、大人用の大きなバスタオルより、子ども用バスタオルくらいのサイズ感が扱いやすいと思います。
寝具まで濡れそうなときはラバーシーツ
病児保育では、汗をたくさんかく子どもだけでなく、嘔吐やおもらしなどで寝具が汚れてしまうこともあります。
そのため、寝具を守るためにラバーシーツを使っていました。
汗っかきの子どもの場合も、布団まで汗が染みてしまうと、洗濯するものが一気に増えてしまいます。
そんなときは、防水タイプのシーツなどを使っておくと、寝具のお手入れが少しラクになります。
「子どものため」というだけでなく、家事を少しラクにするための工夫として取り入れてもいいと思います。
汗をかいたら、起きたタイミングで着替える
寝ている間に汗をかいたからといって、毎回夜中に起こして着替えさせる必要はありません。
朝起きたときや、お昼寝から起きたときに、汗でパジャマが濡れていないか確認して、必要なら着替えます。
もちろん、途中で目を覚ましたときに汗びっしょりなら、そのタイミングで着替えればOK。
「絶対に夜中に着替えさせなきゃ」と頑張りすぎなくても大丈夫です。
汗っかきの子は、汗疹にも注意
汗をたくさんかく子どもの場合、寝汗そのものだけでなく、汗をかいたまま蒸れてしまうことも気になります。
特に、
- 首
- 背中
- わき
- ひじやひざの曲がるところ
- おむつ周り
などは、汗がたまりやすい場所です。
実は、わが家の次男もかなりの汗っかき。
夏になると汗疹ができやすく、「この子、本当によく汗をかくなぁ」と思うことがあります。
汗疹についても、子どもの汗疹ができたときのケアなどを別の記事で詳しくまとめる予定です。
寝汗が気になるときに便利なもの
寝汗対策は、「汗をかかせないようにする」ことよりも、汗をかいたあとの処理をラクにするものを用意しておくと便利です。
汗取りパッド
毎回バスタオルを敷くのが面倒だったり、ずれやすかったりする場合は、子ども用の汗取りパッドを使う方法もあります。
お風呂の後、パジャマに着替えるタイミングでさっと入れておくだけなので、手軽に使えます。
バスタオルでも十分対応できますが、専用品のほうが扱いやすいと感じる場合には、こうしたものを取り入れるのもひとつです。
汗をかいたときに着替えやすいパジャマ
汗をたくさんかく子どもは、汗を吸いやすく、洗濯しやすいパジャマがあると便利です。
夏は特に、汗で濡れたら気軽に着替えられるよう、洗い替えを用意しておくと安心です。
また、もし夜中に着替えが必要になったときには、前開きタイプのパジャマだと着替えさせやすいこともあります。
ただ、前開きパジャマは、かぶりタイプに比べると選択肢が少ないと感じることも。
わが家では、保育園でボタンの練習をするため前開きパジャマを指定されていたので、探すのにちょっと苦労しました。
結局、子どもが好きなアンパンマンのパジャマを選ぶことも多かったです。
パジャマは毎日着るものなので、汗を吸いやすく洗いやすいことに加えて、子どもが嫌がらずに着てくれることも大切ですよね。
前開きかどうかも含めて、その子と家庭に合うものを選んでみてください。
もう少し大きいサイズはこちら👇
まとめ
子どもの寝汗がすごいと、「こんなに汗をかいて大丈夫?」と心配になりますよね。
寝汗が気になるときは、汗をなくそうとするよりも、汗をかいたあとの対応をラクにしておくことが大切です。
家庭では、
- バスタオルを背中に敷く
- 濡れたらタオルを交換する
- 起きたタイミングで着替える
- 防水シーツなどで寝具を守る
- 汗がたまりやすいところを確認する
など、無理なく続けられる方法から取り入れてみてください。
子どもの汗を完全になくすことはできません。
だからこそ、「汗をかかないようにする」より「汗をかいても困らないようにしておく」。
そんなふうに考えると、寝汗への対応も少しラクになるかもしれません。
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