病児保育、予約したけどキャンセルしていい?

病児保育を予約したものの、

「子どもの体調が思ったよりよくなった」
「仕事を休めることになった」
「家族が見てくれることになった」

など、予約後に状況が変わることはありますよね。

そんなとき、

「予約したけど、キャンセルしてもいいのかな?」

と迷う方もいるかもしれません。

特に、

「給食もお願いしているし……」
「せっかく予約を取ってもらったのに……」
「何度もキャンセルしたら、迷惑かな?」

と、申し訳なく感じてしまう方もいると思います。

私は以前、病児保育室で14年間、主任として働いていました。

その経験からお伝えすると、

病児保育の予約は、子どもの体調や仕事の状況によってキャンセルになることも珍しくありません。

施設ごとのルールに沿って、決められた時間までに連絡してもらえれば、必要以上に「申し訳ない」と思わなくても大丈夫ですよ。

目次

予約したあと、子どもの体調や仕事の都合が変わることもあります

病児保育は、普通の保育園のように「毎朝決まった時間に登園する」というものではありません。

前日の夜には、

「明日は仕事を休めないから、病児保育を予約しておこう」

と思っていても、朝になったら子どもの熱が下がっていることもあります。

また、

「会社を休めることになった」
「祖父母が見てくれることになった」

など、仕事や家庭の事情が変わることもあります。

逆に、昨日より具合が悪くなって
「大きい病院に連れていくので」と言ってキャンセルされる方もいらっしゃいました。

病児保育を利用するかどうかは、どうしても当日にならないと決められないことがあります。

だから、予約したあとにキャンセルになることは、決して珍しいことではありません。

「何度もキャンセルしたら、迷惑ですか?」と思わなくても大丈夫

病児保育では、

「予約したけれど、やっぱり利用しませんでした」

ということは、珍しいことではありません。

私が働いていた病児保育室でも、ほぼ毎回のようにキャンセルする方がいました。

もちろん保育士同士で、

「今日もキャンセルかな?」

なんて話すことはありました(笑)。

でも、だからといって「困った利用者さん」というような感じではありません。

その方は、おそらく仕事の都合で「本当に休めない」状況だったのだと思います。

お子さんが鼻水を出し始めると、

「明日、熱が出るかもしれない」

と、まず病児保育を予約しておく。

そして朝になって、

「今日は保育園に行けそうだ」

と分かったらキャンセルする。

そんな使い方だったのだと思います。

毎回きちんと決められた時間までに連絡をくださっていたので、私たちも特に問題にはしていませんでした。

キャンセルすることよりも、施設が決めている時間までに連絡してもらうことのほうが大切です。

「せっかく予約したから」と、無理に利用する必要もありません

一方で、

「せっかく予約が取れたから、今日は病児保育に行ったほうがいいのかな?」

と迷うこともあると思います。

これは、お子さんの状態によります。

熱は下がったけれど、まだ本調子ではない。

食欲が戻っていない。

夜にあまり眠れていない。

まだ保育園に行かせるのは心配。

そんな場合は、回復期として病児・病後児保育を利用することもできます。

「熱がないから利用できない」というわけではありません。

でも、

「もうすっかり元気だし、保育園に行けそうだな」

とお家の方が思うのであれば、わざわざお金を払って、元気になった子を病児保育に預ける必要はありません。

「せっかく予約したから……」という理由だけで利用しなくても大丈夫です。

キャンセルするときは、できるだけ早めに連絡を

ここは、利用者さんにお願いしたいところです。

キャンセルすること自体は珍しいことではありませんが、キャンセルが決まったら、できるだけ早めに連絡してください。

病児保育には、キャンセル待ちの方がいることもあります。

空きが出たと分かれば、施設からキャンセル待ちの方に連絡することができます。

私が働いていたところでも、

「○○さんがキャンセルになったので、キャンセル待ちの方に連絡しよう」

という形で対応していました。

つまり、早めにキャンセルを知らせてもらえれば、その空いた枠を別の方が利用できる可能性があります。

キャンセル時間を過ぎてしまったら?

施設によってキャンセルの締切時間は違います。

私が働いていたところでは、8時までにキャンセルの連絡をお願いしていました。

でも、たとえば8時半になって、

「会社から、今日は休んでいいと言われました」

ということもありますよね。

そんな場合も、

「もう時間を過ぎたから、キャンセルしないほうがいい」

と考えず、まずは施設に連絡してみてください。

私たちなら、キャンセル待ちの一番目の方に、

「時間外になってしまったのですが、1件キャンセルが出ました。今からでも利用されますか?」

と連絡します。

その方が難しければ、次の方に連絡します。

キャンセルになったことで、利用者さんが「申し訳ない」と思う必要はありません。

※施設によっては、決められた時間を過ぎたキャンセルにキャンセル料がかかる場合があります。利用している施設のルールを確認してください。

「給食をお願いしていたのに……」と、そこまで気にしなくても大丈夫

病児保育をキャンセルするときに、

「給食までお願いしていたのに、すみません」

と謝ってくださる方もいました。

きっと、

「食事まで準備してもらう予定だったのに、無駄になってしまったかな」

と気にされていたのだと思います。

もちろん、給食のキャンセルについては施設ごとにルールが違います。

キャンセルの時間によっては、給食の変更ができない場合もあるでしょう。

ただ、給食をお願いしていたからといって、子どもが元気になったのに無理して預ける必要はありません。

「元気になったので、今日は保育園に行けそうです」

それなら、それで大丈夫です。

施設のルールに沿って、キャンセルの連絡をしてください。

キャンセルの理由は、ひとことあると助かることも

施設によっては、キャンセルするときに理由を入力する欄があるかもしれません。

必須でなければ、詳しく書く必要はないと思います。

ただ、

「高熱があり、今日は仕事を休むことになりました。明日また利用をお願いするかもしれません」

など、一言書いてもらえると、保育士側としては、

「明日も利用になるかもしれないな」

と、少し心づもりをしておくことができます。

もちろん、それで明日の予約が確約されるわけではありません。

でも、

「明日も利用する可能性があるんだな」

と分かっていれば、翌日の受け入れについて考えるきっかけにはなります。

病児保育では、キャンセルは珍しいことではありません

病児保育を利用したことがない方からすると、

「予約したのにキャンセルするなんて、迷惑かな」

と思うかもしれません。

でも、私が働いていた病児保育室では、子どもの体調や仕事の状況が変わって、予約がキャンセルになることは珍しくありませんでした。

キャンセルになったからといって、スタッフが困ってしまうということもありません。

私が働いていたところは、スタッフが基本的にフルタイム勤務だったので、キャンセルになったときは、他の仕事をしたり、保育室の準備をしたり、製作の準備をしたりしていました。

そして、キャンセル待ちの方がいれば、その方に連絡します。

もちろん、病児保育の体制は施設によって違います。

スタッフの勤務体制や、キャンセル待ちの人数などによっても対応は変わると思います。

ただ、少なくとも私が働いていた病児保育室では、

「キャンセルしたら、保育士さんが困るから……」

と、利用者さんが必要以上に気にするようなことではありませんでした。

「申し訳ない」と思いすぎなくても大丈夫

病児保育を予約したあとに、子どもの体調や仕事の状況が変わることはあります。

「今日は保育園に行けそう」と思ったら、キャンセルして大丈夫です。

ただし、キャンセルの時間や方法、キャンセル料などは施設によって違うので、利用している施設のルールに沿って連絡してください。

「今日は利用しなくても大丈夫そう」と思ったら、申し訳ないと思わずにキャンセルしてくださいね。

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この記事を書いた人

一般の保育園で2年、病児保育で14年勤務。
主任としての経験もあり、保護者と現場をつなぐ役割を担ってきました。

現場で見てきたリアルな悩みや、「預けること」への不安。
その経験をもとに、病児保育や子育てについて、現場目線でわかりやすく発信しています。

現在は、想いを形にするロゴ制作も行っています。
大切にしているのは「相手の気持ちに寄り添うこと」です。

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