子どもの咳が寝ると悪化するのはなぜ?寝入りばなに咳が増えても、ぐっすり眠れる理由

やっと寝たと思ったら、ゴホゴホ咳が止まらない…。

「寝たら悪化した!?」
と心配になること、ありますよね。

でも実は、

寝入りばなは咳が増えやすく、深く眠ると落ち着く

ということはよくあります。

今回は、
「寝た直後は咳がひどいのに、ぐっすり寝ると静かになる理由」を、わかりやすくお話しします。


目次

なぜ「寝た直後」に咳が増えるの?

寝ると咳が増える理由のひとつは、体勢の変化です。

横になると、鼻水や痰がのどに流れやすくなります。

その刺激で、

「ゴホッゴホッ!」

と咳が出やすくなるのです。

また、寝入りばなはまだ呼吸が安定しておらず、刺激にも敏感な状態。

そのため、少しの鼻水や痰でも咳につながることがあります。


ぐっすり寝ると、咳が落ち着くことがあるのはなぜ?

咳は、のどや気管の刺激を感じて、
脳が「咳をして外に出そう!」と反応することで起こります。

でも、深く眠っている時は、
脳が“小さい刺激”に反応しにくくなっています。

たとえば寝ている時って、

  • 服が少し当たっていても気にならない
  • 小さい音では起きない
  • 軽いかゆみを感じにくい

ことがありますよね。

咳もそれと少し似ていて、
深く眠ると、軽い鼻水や痰の刺激には反応しにくくなることがあります。

そのため、

「寝た直後は咳き込んでいたのに、ぐっすり眠ったら落ち着いた」

ということが起こるのです。


「夜中ずっと咳が続く…」時は?

寝入りばなだけでなく、
夜中もずっと咳が続いていると心配になりますよね。

咳が長く続く時は、

  • 鼻水や痰の刺激が強い
  • 気管支が敏感になっている
  • 喘息などで気道が狭くなっている

などが関係していることもあります。

深く眠っても咳が止まらない時は、
体が「気道を守ろう」と強く反応している状態なのかもしれません。

そんな時は、

  • 少し上半身を高くする
  • 鼻水をケアする
  • 水分をとる

などでラクになることもあります。

バスタオルなどを背中から頭の下に入れて、
少し上半身を高くしてあげると、
鼻水がのどに流れにくくなり、
咳が和らぐこともあります。

ただ、

  • 苦しそう
  • ゼーゼーする
  • 眠れないほど続く

場合は、早めに受診してくださいね。


【プロのヒント】どうしても眠れない時は「縦抱き」も有効

病児保育の現場でもよく見かけたのですが、
咳がつらそうな時は、横になるよりも「縦抱き」の方が眠りやすい子もいました。

体を少し起こすことで、
鼻水がのどに流れ込みにくくなり、
気道を確保しやすくなるためです。

もちろん、ずっと抱っこは大変ですよね。

でも、どうしても咳が止まらず眠れない時は、

  • 縦抱きで少し落ち着かせる
  • 保護者がソファにもたれて抱っこする
  • バスタオルで子どもの上半身に少し角度をつける

などで、ラクになることもあります。

病児保育では、
縦抱きでしばらくしっかり眠ったのを確認してから、
ゆっくり布団におろすようにしていました。

寝入りばなは咳が出やすい子でも、
少し眠りが深くなってからの方が、
そのまま眠れることも多かったからです。

体感では、思っているより“長めに抱っこした方が成功しやすい”こともありました。

もちろん、ずっと抱っこは大変なので、
おうちの方が無理のない範囲で大丈夫。

「横になると咳き込む」という時は、
少し姿勢を工夫するだけでも変わることがあります。


家でできるケア

夜の咳がつらそうな時は、

  • 鼻水をケアする
  • 部屋の乾燥を防ぐ
  • 少し上半身を高くする

などでラクになることがあります。


寝る前の鼻水ケア

寝る前に鼻水をしっかり取っておくと、
鼻水がのどに流れにくくなり、
寝入りばなの咳が和らぐこともあります。

特に小さい子は、自分で鼻をかむのが難しいので、
電動鼻吸い器があると夜かなり助かることも。


夜の鼻水ケアに使いやすかったもの

しっかり吸いたいなら

Pigeon シュポット

吸引力がしっかりしていて、
「鼻水→咳」の時期にかなり頼れるタイプです。

パーツも比較的シンプルで、
“電動鼻吸い器なのに洗いやすい”のが助かります。

「夜だけで何回洗うの…」となりやすいので、
お手入れのラクさって意外と大事なんですよね。


コンパクトさ重視なら

ベビースマイル 電動鼻水吸引器

小さめで、
「とりあえずサッと使いたい」
という人に向いているタイプです。

大きい機械を出すほどじゃない時でも使いやすく、
寝る前の鼻水ケアに取り入れやすいサイズ感です。


部屋の乾燥対策

空気が乾燥すると、
のどや気管が刺激されて咳が出やすくなります。

ただ、加湿しすぎもカビの原因になるため、
湿度は50〜60%くらいが目安です。

加湿器は、

“すぐ出せて、サッと洗える”

ものの方が続けやすいなと感じます。


手入れがラクで続けやすい加湿器

しっかり加湿したいなら

山善 スチーム式加湿器

スチーム式で、
寝室の乾燥対策をしっかりしたい人向けです。

超音波式よりぬめりが出にくく、
「掃除のストレスが少ない」のがラクでした。


寝室でサッと使いたいなら

アイリスオーヤマ 小型加湿器

コンパクトなので、
「咳が気になる夜だけ使う」がしやすいタイプです。

出しっぱなしにしなくていいので、
個人的にはかなり続けやすいなと感じます。


まとめ

「寝たら咳が増える」のに、
「深く寝ると落ち着く」のは、

  • 寝入りばなは、まだ刺激に敏感な状態
  • 深い睡眠中は、小さい刺激に脳が反応しにくくなる

という体の反応が関係しています。

特に、横になることで鼻水がのどに流れ込みやすくなると、
寝入りばなに咳が増えやすくなることもあります。

咳が続く夜は心配になりますが、

  • 呼吸は苦しくないか
  • 眠れているか
  • 顔色は悪くないか

なども合わせて見ていけると安心です。

「横になると咳き込む」という時は、
少し姿勢を工夫したり、鼻水をケアしたりするだけでも、
ラクになることがあります。


少しでもラクになるヒントになれば嬉しいです。

この記事を書いた人

一般の保育園で2年、病児保育で14年勤務。
主任としての経験もあり、保護者と現場をつなぐ役割を担ってきました。

現場で見てきたリアルな悩みや、「預けること」への不安。
その経験をもとに、病児保育や子育てについて、現場目線でわかりやすく発信しています。

現在は、想いを形にするロゴ制作も行っています。
大切にしているのは「相手の気持ちに寄り添うこと」です。

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