保育園の行き渋りはGW明けに増える?原因と対処法|朝泣くときの乗り切り方

GW明けの保育園での行き渋りは、珍しいことではありません。
連休による生活リズムの変化や、家で過ごす時間が増えたことで、切り替えが難しくなっている状態です。

多くの場合は一時的なもので、数日〜1週間ほどで落ち着くことがほとんどです。

・気持ちに寄り添う
・生活リズムを整える
・「行く前提」で選ばせる

といった関わりを意識することで、無理なくやり過ごしやすくなります。

この記事では、GW明けに行き渋りが起きやすい理由と、朝の関わり方や前日からできるちょっとした工夫についてまとめました。


目次

GW明けに保育園の行き渋りが増える理由

慣らし保育も終わって、やっと落ち着いてきたかな…と思った頃。

新しいクラスにも少し慣れてきて、「このままいけそう」とホッとしていたタイミングで迎える連休。

4月あんなに頑張ったのに…と、つい思ってしまいますよね。

そして休み明け、

朝の準備が進まなかったり、
保育園に送っていったら大泣きしたり。

(せっかく慣れてきたのに、また振り出しかも…)と感じてしまう保護者の方も、実は少なくありません。

こういった変化が出やすいのが、ゴールデンウィーク明けの時期です。

実際、GW明けは行き渋りの話題が増える時期でもありました。

連休で生活リズムが変わったり、家族と過ごす時間が長くなったことで、園との切り替えが難しくなっている状態です。


こびとオレンジ

こんにちは。
元病児保育スタッフのこびとオレンジです。

4月〜6月は、新入園のお子さんの利用が増える時期で、
お預かりの中でも
「明日から久しぶりの保育園で…大丈夫かな」
といったお話を聞くことも多くありました。

GW明けは特に、そうした不安や行き渋りが出やすい時期だと感じています。
同じように悩む朝に、少しでも気持ちがラクになるような視点をお伝えできればと思います。

まずは気持ちに寄り添うことが大切

「どうして行きたくないの?」と優しく声をかけ、子どもの気持ちに耳を傾けることはとても大切です。

はっきり理由を言えないことも多く、「なんとなく行きたくない」という気持ちの中に、不安や疲れが隠れていることもあります。

「そっか、行きたくないんだね」と受け止めてもらえるだけで、子どもは少し安心します。


生活リズムを少しずつ戻す

連休中は、どうしても生活リズムが乱れがちです。

寝る時間や起きる時間、食事のタイミングなどを、少しずつ普段のペースに戻していくことで、体も気持ちも整いやすくなります。

とはいえ、すぐに元通りにするのは難しいもの。

焦らず、ゆるやかに戻していくイメージで大丈夫です。


きれいごとじゃ無理なときの対処法

ここまでよく言われる対処法ですが、
正直「わかってるけど、それだけじゃ無理…」って思うことありませんか?

実際の朝はもっとバタバタだし、きれいごとだけではどうにもならない日もありますよね。

そんなときに、わが家でやってみて少しラクになった方法を紹介します。


行く前提で“選ばせる”

「行く?行かない?」ではなく、

「赤い靴で行く?青い靴にする?」
「お人形さんと一緒に行く?」

など、行くことは前提にしつつ、選択肢を渡します。

自分で選んだ感覚があるだけで、気持ちの切り替えがしやすくなることがあります。


前日に“行く理由”を仕込んでおく

当日の朝に気持ちを切り替えるのは、なかなか大変です。

「これ、明日先生に見せてあげよっか」
「お休み中のこと、先生に話そうか」

など、前日のうちに“園に行く理由”を作っておくと、少しだけ気持ちのハードルが下がります。

例えば、前日に一緒に折った折り紙をカバンに入れて、「これ、先生に見せようね」と話しておくだけでも、十分なきっかけになります。


“目的は1つだけ”にする

今日はこれだけできたらOK、くらいで大丈夫です。

「先生にこれ見せるだけの日にしよっか」
「これ言えたら今日は十分だよ」

と、やることを1つに絞ることで、負担がぐっと軽くなります。

子どもにとっては、「保育園に行く=いろいろ頑張らなきゃいけないこと」と感じてしまうことがあります。

その中で「これだけできたらOK」と伝えることで、気持ちのハードルが下がりやすくなります。

こびとオレンジ

わが家では、「先生におはようって言いに行こうか」と声をかけることが多かったです。

「元気になったよ〜って教えてあげようか」など、ほんのちょっとしたことで大丈夫。

ただ「早く行くよ」と言われるよりも、
子どもにとって“やることがイメージしやすくなる”ことで、動き出しやすくなるように感じていました。


先生に頼る前提でOK

家でなんとかしようと頑張りすぎなくても大丈夫です。

園に着いたら、あとは先生にバトンタッチする前提でOK。
事前に「最近ちょっと行き渋りがあって…」と伝えておくとスムーズです。

実際、登園して保護者の姿が見えなくなってから、少しすると泣き止んで遊び始める子は本当に多いです。

なので、後ろ髪を引かれすぎなくて大丈夫です。

👉 発熱後の登園タイミングに迷うこともありますよね。
熱が下がったあとの登園目安については、こちらでまとめています。


年齢別|行き渋りの特徴と対応

わが家では、長男が1歳で入園しましたが、慣れるまでかなり時間がかかり、7月頃までは毎朝泣いてのバイバイでした。


1〜2歳は「別れ際が勝負」

この時期は、“離れる不安”が大きいのが特徴です。

家でなんとかしようとするよりも、
園に着いたら先生に任せる、くらいの気持ちで大丈夫です。

むしろ、長く引き止めるよりも、さっとバイバイしたほうが切り替えやすいことも多いです。

こびとオレンジ

ママ・パパの方が離れにくいパターンも実は多く、
「ごめんね〜、いってくるね〜」と長く抱っこしたり、何度も振り返ったり…なかなか離れられない様子もよく見てきました。

もちろん、スキンシップをとること自体はとても大切です。

ただ、最後は先生に任せて、
「いってくるね!」とさっと離れたほうが、子どもも気持ちを切り替えやすいことが多い印象です。


3歳以降は「家からの行き渋り」が増える

3歳を過ぎてくると、

・自分の気持ちを言葉で表現できる
・先のことを考えられるようになる

その分、「行きたくない」という意思表示が強くなります。

特に、

・家を出る前
・自転車や徒歩での登園

といった場面で、行き渋りが出やすくなります。


3歳以降は「行く理由づくり」がカギ

この時期に効果的だったのが、“保育園に行く理由を作っておくこと”でした。

「これ、先生に見せてあげようか」
「お休み中のこと、お話ししてみようか」

といった声かけや、

折り紙やシールなど、“持っていくもの”を用意するのもおすすめです。

前日のうちに少し仕込んでおくだけで、当日の気持ちが変わることがあります。

こびとオレンジ

わが子は、休み明けに行き渋りが出やすかったので、
寝る前に少しだけ保育園の話をするようにしていました。

「今日は大きい公園に行って楽しかったね。先生、あの公園知ってるかな?」
「おともだちの〇〇くんは行ったことあるかな?」
といった感じで、
保育園とのつながりをゆるくイメージできる声かけをしていました。

家で過ごす時間から、少しずつ保育園に気持ちを向けておくことで、
当日の朝にいきなり「保育園だよ!」と言われるより、切り替えやすくなるように感じていました。


行き渋りはいつまで続く?

多くは数日〜1週間ほどで落ち着くことが多いですが、個人差があります。

特にGW明けの行き渋りは一時的なケースが多く、生活リズムが戻ると自然と落ち着いてくることがほとんどです。

長くても数週間ほどで落ち着くケースが多いです。

最初は毎朝泣いていたのに、ある日ふっと、泣かずにバイバイできる日が来ることもあります。

「えっ、今日泣かなかった…!」と、こちらがびっくりしてしまうくらい、急に変わることも少なくありません。


まとめ|なんとかやり過ごすくらいで大丈夫

正直、いろいろ試しても、うまくいく日もあればいかない日もあります。

声かけを工夫したり、気持ちに寄り添ったり、できることはたくさんあるけれど、

最終的には、子ども自身が「もう大丈夫かも」と思えるタイミングが来るかどうか、なのかなとも感じています。

あれこれ頑張っても変わらない日があると、つい「意味なかったのかな」と思ってしまうこともありますが、

その積み重ねが、子どもの安心につながって、ある日ふっと「泣かなくてもいいや」と思える日につながるのかもしれません。

わが子が泣かずにバイバイできた日は、 思わずこちらが泣きそうになるくらい、グッとくるものがありました。

「今日はうまくいったな」と思う日もあれば、 「今日は機嫌が悪くて大泣きだったな」という日もあって、

そんな日を繰り返しながら、少しずつ変わっていくこともあります。

だから今は、うまくやろうとしすぎなくて大丈夫です。

そんな日もあるよね、くらいでやり過ごしていけたらいいのかなと思います。



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この記事を書いた人

一般の保育園で2年、病児保育で14年勤務。
主任としての経験もあり、保護者と現場をつなぐ役割を担ってきました。

現場で見てきたリアルな悩みや、「預けること」への不安。
その経験をもとに、病児保育や子育てについて、現場目線でわかりやすく発信しています。

現在は、想いを形にするロゴ制作も行っています。
大切にしているのは「相手の気持ちに寄り添うこと」です。

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