子どもの発熱はいつ受診する?迷ったときの判断ポイントと目安

子どもの発熱、いつ受診するべきか迷いますよね。
ネットで検索するといろいろな目安が出てきますが、情報が多すぎて余計に不安になることもあると思います。

こびとオレンジ

こんにちは!
病児保育の現場で14年働いていた、こびとオレンジです。

これまでたくさんのお子さんの体調不良を見てきて、
「受診のタイミング」に悩む保護者の方を本当に多く見てきました。

私自身も子どもを育てる中で、同じように迷うことがあります。

だからこそこの記事では、一般的な目安だけでなく、
現場で感じてきたことや実際の判断の考え方も含めてお伝えします。

迷ったときに判断しやすくなるポイントを、わかりやすくまとめています。

目次

一般的な受診の目安(セルフチェック)

まずは、一般的に言われている受診の目安です。
以下の症状があるときは、体温に関わらず受診を検討しましょう。

ぐったりしている・様子がいつもと違う

・呼びかけに反応が薄い
・ぼーっとしている
・明らかに元気がない

水分が取れない・吐いてしまう

・飲んでもすぐ吐いてしまう
・ほとんど水分が取れていない

呼吸が苦しそう

・呼吸が速い
・胸のあたりがペコペコへこむ(陥没呼吸)
・ゼーゼー、ヒューヒューしている

おしっこが少ない

・半日以上出ていない
・明らかに回数が減っている

強い痛みが続く

・お腹や耳、のどを強く痛がる
・(言葉で伝えられる年齢の場合)頭痛を強く訴える

高熱が続く

・発熱が2〜3日以上続いている

※ただし、これはあくまで目安であり、状態によってはそれより早く受診が必要な場合もあります。

大切なのは「数字」より「様子」

ここが一番大切なポイントです。

体温の高さ(39℃など)よりも、
「いつもと違うかどうか」を見てあげることが重要です。

ただ、病児保育の現場でも感じていたのですが、これは実はとても難しい判断でもあります。

なぜなら、その子の「普段の元気な様子」を知らなければ、比較ができないからです。

例えばおしっこの回数ひとつとっても、もともと少なめの子もいれば、環境が変わると出にくくなる子もいます。

毎日一緒にいるママやパパの「なんとなくいつもと違う」という感覚は、とても大切なサインです。

特におむつを替えるときは、回数だけでなく「色」と「匂い」も見てみてください。
いつもより色が濃い、匂いが強いといった変化は、水分不足のサインになることがあります。

正直なところ…私自身の判断基準

ここからは一般的な目安とは少し違う、病児保育に長く関わってきた私自身の考え方です。

私は、自分の子どもが発熱したとき「発熱=すぐ受診」とは考えていません。

というのも、子どもの発熱の多くはウイルス性で、病院へ行っても基本は「症状を和らげるためのお薬(対症療法)」を使いながら、家でゆっくり休むことになるケースが多いからです。

ここで知っておいてほしいのが、お薬の役割のことです。

特定の原因に対して使うお薬:
インフルエンザや溶連菌など、原因がはっきりしている場合に使われるお薬です。

症状を抑える薬(シロップなど):
咳や鼻水を楽にするためのものです。
「咳がひどくて眠れない」「鼻詰まりでミルクが飲みにくい」「ゼーゼーして苦しそう」など、生活に影響が出ているときにはしっかり使ってあげたいお薬です。
一方で、そういった様子がなければ、必ずしも飲まなければいけないわけではありません。

そういった「原因に対するお薬」が必要なケースを除けば、
受診を急ぐよりも「おうちでゆっくり眠れる環境」を作ってあげることが、回復につながることもあります。

実際に我が子のときは、

・呼吸が苦しくないか
・水分が取れているか
・ぐったりしていないか(目が合うか)

この3点に問題がなければ、2〜3日自宅で様子を見ることも多いです。

ただし、早めに受診を考えるケース

もちろん、すべての場合に当てはまるわけではありません。

以下のような場合は、早めの受診を検討します。

・生後3か月未満の発熱
・インフルエンザなどが流行している時期
・園や学校で検査が必要な場合
・のどの強い痛みや発疹など、気になる症状があるとき

また、「一度診てもらった方が安心できる」と感じるときも、受診して大丈夫です。

私の失敗談:頑張って受診したけれど…

病児保育で働いてはいたものの、
我が子が熱で苦しそうな様子を見ると、思わず慌ててしまい、急いで受診したこともありました。

高熱でしんどそうな上の子を連れて、まだ小さい下の子を抱っこしながら病院へ行き、長時間待ってようやく診察。

結果は「解熱剤だけ」。

そのとき、
「家にも同じ薬があったのに、無理して連れてきてしまったかも」と感じたことがあります。

もちろん、「今すぐに心配な状態ではない」と確認できたことは安心につながりました。

それ以来、
「薬をもらいに行く」のではなく、
「家で対応できない症状があるかを確認するために受診する」

という考え方に変わりました。

おうちで様子を見るときにあると安心なもの

「少し様子を見よう」と思ったときは、おうちでのケアがとても大切です。

・経口補水ゼリー(食欲がないときでも取りやすく、脱水が不安な時の強い味方です。)
アクアライトOS-1(経口補水ゼリー)がおすすめです

・体温計(寝ている子を起こさずに測れて安心)
非接触体温計(1秒測定タイプ/アンジュスマイルなど)がおすすめです

・冷却シート(「冷やすと楽になる」という子にもおすすめ)
熱さまシート(子ども用)も、常備しておくと安心です。

こういったものを準備しておくと、安心して様子を見ることができます。

まとめ

受診のタイミングに「これが正解」というものはありません。

だからこそ大切なのは、

「症状の強さ」と「いつもとの違い」

この2つで考えることです。

そして、
迷ったときは受診して大丈夫です。

「もう少し様子を見てもいいかな」
「やっぱり診てもらった方が安心かな」

そんなふうに感じたときは、
それも受診を考えるひとつのタイミングかもしれません。

少しでも不安があるときは、安心をもらいに行くのもひとつの方法です。

その安心が、これからの判断の自信にもつながっていきます。


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この記事を書いた人

一般の保育園で2年、病児保育で14年勤務。
主任としての経験もあり、保護者と現場をつなぐ役割を担ってきました。

現場で見てきたリアルな悩みや、「預けること」への不安。
その経験をもとに、病児保育や子育てについて、現場目線でわかりやすく発信しています。

現在は、想いを形にするロゴ制作も行っています。
大切にしているのは「相手の気持ちに寄り添うこと」です。

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