病児保育は何歳から?対象年齢と利用条件をわかりやすく解説

「病児保育って何歳から使えるの?」

保育園に通い始めると、そんな疑問を持つ保護者の方も多いと思います。

子どもは突然体調を崩すことも多く、仕事をしていると「いざというとき利用できるのか」は気になりますよね。

実は病児保育は、施設によって対象年齢や利用条件が少しずつ違います。

この記事では、14年間病児保育で働いた経験をもとに

・病児保育は何歳から利用できるのか
・どんな利用条件があるのか

を、わかりやすく解説します。

目次

病児保育は何歳から利用できる?

病児保育の対象年齢は、施設によって多少違いがありますが、一般的には次のようなケースが多いです。

・生後6か月頃〜未就学児
・1歳〜小学校3年生
・6か月〜小学生まで

このように、赤ちゃんから小学生まで幅広く利用できる施設もあります。

こびとオレンジ

私が働いていた施設は「生後3ヶ月から、保育園に入園していればOK」という基準でした。
また、小学生も6年生まで対象としている施設もあり、同じ市町村内でも対象年齢が違うことがあります。
そのため、利用を考えている場合はお住まいの地域の施設の条件を確認することが大切です。

ただし、実際には「対象年齢であっても必ず利用できるわけではない」場合も多く、
保護者の就労状況や事前登録など、いくつかの条件があることがほとんどです。

病児保育の主な利用条件

病児保育を利用するためには、施設ごとにいくつかの条件があります。
代表的なものを紹介します。

保護者が家庭で看病できないこと

多くの病児保育施設では、

・保護者が仕事で休めない
・通院や介護などの事情がある

など、家庭で看病することが難しい場合に利用できる仕組みになっています。

自治体や施設によっては、就労している家庭のみ対象としているところもあります。

こびとオレンジ

「子どもは元気なのですが、少し用事があるので預かってもらえますか?」
というお問い合わせをいただくこともありました。

病児保育は、保護者が仕事などで看病できない場合に利用する制度です。

そのため、元気なお子さんを一時的に預かる一時保育のような利用の仕方ではないため、このような場合はお受けできないことがあります

事前登録が必要な場合が多い

多くの病児保育施設では、事前登録が必要です。

登録時には

・子どもの基本情報
・かかりつけ医
・予防接種の状況
・緊急連絡先

などを記入します。

病気になってから登録するのは大変なため、元気なうちに登録しておくことが大切です。
詳しくは【事前登録についての記事】をご覧ください。

医師の診断が必要

病児保育を利用する際は、
医師の診断書や医師連絡票が必要になる場合が多いです。

これは、

・子どもの病状を確認するため
・安全に預かるため

といった理由があります。

施設によっては、当日または前日に受診が必要な場合もあります。

病児保育で一番多い年齢は?【元現場保育士の体感】

病児保育の対象年齢は幅広いですが、
実際の利用で一番多いのは1歳児でした。

理由はとてもシンプルで、保育園に入園したばかりの時期だからです。

いわゆる「保育園の洗礼」と呼ばれる時期で、

・発熱
・咳
・鼻水
・胃腸炎

など、さまざまな体調不良が続くことがあります。

そのため、病児保育でも1歳児の利用が特に多い印象でした。

こびとオレンジ

4月になると、新入園の1歳児さんの泣き声があちこちから響いていましたよ!
でも、1日中泣き続けることはほとんどないので安心してくださいね!

0歳児は意外と少ない

「小さい赤ちゃんほど利用が多そう」と思われがちですが、
実際には0歳児の利用はそこまで多くありません。

これは、

・まだ保育園に入園していない子が多い
・育休中で家庭保育ができる場合がある

といった理由が考えられます。

年齢が上がると利用は減っていく

1歳児をピークに、年齢が上がるにつれて利用は徐々に減っていく印象があります。

子どもは成長するにつれて

・免疫がついてくる
・保育園生活に慣れる

ため、体調を崩す回数も少しずつ減っていくことが多いです。

こびとオレンジ

リピーターさんも多い病児保育ですが、
「最近あの子来てないね〜」と保育士同士で話すこともよくあります。

久しぶりに予約が入ると
「1年ぶり?大きくなってるかな〜?」と、会えるのをちょっと楽しみにしてしまうことも…

本当は、元気で過ごしてくれるのが一番なのですが^^;

小学生はインフルエンザの時期に増える

小学生の利用は、普段はそれほど多くありません。

ただし、インフルエンザが流行する時期は利用が増えることがあります。

学級閉鎖や兄弟感染などが重なると、
病児保育を利用する小学生が増えることもあります。

こびとオレンジ

「学級閉鎖になってしまったので、利用できますか?」
というお問い合わせをいただくこともあります。

ただし、病児保育はご本人が体調不良の場合に利用する制度です。

お家の方の「仕事を休めない」というお気持ちもよくわかるので、心苦しいのですが、元気なお子さんの利用は制度上できません

病児保育は定員が少ないことも多い

病児保育施設は、一般の保育園と比べて定員が少ないことが多いです。

看護師の配置や感染対策などの理由で、
一度に預かれる人数が限られているためです。

そのため、地域によっては予約がすぐ埋まってしまうこともあります。

▶︎ 病児保育の予約が取れない理由については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

事前登録は元気なうちにしておくのがおすすめ

病児保育を利用する可能性がある場合は、
事前登録を元気なうちに済ませておくことをおすすめします。

子どもが体調を崩してから登録しようとすると、

・書類の準備
・医療機関の受診
・施設への連絡

などでバタバタしてしまうこともあります。

「いざというとき困らないため」に、
あらかじめ準備しておくと安心です。

こびとオレンジ

病児保育は、元気な時とは違うため記入する項目がとにかく多いです。

登録のために、母子手帳を確認してこれまでにかかった病気や予防接種の接種状況を記入し、さらに今回の体調不良の情報(いつから発熱したか、下痢や嘔吐の回数など)も必要です。

そのため、利用したい日の朝にまとめて記入するのは本当に大変です。

また、施設ではなく役所で登録しないといけないところもあるため、体調不良の子を連れてあちこち移動するのは現実的ではありません
事前に確認しておきましょう。

まとめ

病児保育は施設によって違いがありますが、一般的には生後3か月頃〜小学生まで利用できるところが多いです。

また、実際の利用の傾向としては、1歳児が最も多く、0歳や年長児はやや少なめという特徴もあります。

病児保育を利用するには、以下のような条件がある場合がほとんどです。

  • 保護者が家庭で看病できないこと
  • 事前登録
  • 医師の診断

いざというとき困らないよう、元気なうちに事前登録を済ませておくと安心です。


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この記事を書いた人

一般の保育園で2年、病児保育で14年勤務。
主任としての経験もあり、保護者と現場をつなぐ役割を担ってきました。

現場で見てきたリアルな悩みや、「預けること」への不安。
その経験をもとに、病児保育や子育てについて、現場目線でわかりやすく発信しています。

現在は、想いを形にするロゴ制作も行っています。
大切にしているのは「相手の気持ちに寄り添うこと」です。

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