子どもが39℃の発熱…解熱剤はいつ使う?元病児保育主任が考えるタイミング

子どもが39℃の高熱。
ぐったりしている姿を見ると、「とにかく熱を下げてあげないと」と思いますよね。

「解熱剤を使った方がいいのかな?」と迷うこともあると思います。

私も、子どもが高熱のときは使うタイミングに悩むことがあります。

以前、病児保育で働いていたとき、看護師さんからこんなことを教えてもらいました。

解熱剤は、使うかどうかだけでなくいつ使うかも大事

それは、
「お家に帰ってから看病をする保護者の方が、夜を乗り切れるようにタイミングを考える」という視点でした。

例えば、病児保育室で働いていたときはこんなやりとりをしていました。

こびとオレンジ

今が15時だから、このタイミングで解熱剤を使うと…
16時のお迎えで、自転車で帰るとき
帰宅直後のバタバタした時間に、
子どもが少しでも体が楽な状態で過ごせますかね。

そうだね。
それに、このタイミングだったら
夜ぐっすり寝てほしい時間にもう一度解熱剤が使えるね。

当時は、目の前の子どもと、迎えに来る保護者のことを考えて検討していましたが、
今、自分が子どもを看病する立場になってみると、
この考え方がとても役立っていると感じています。

今回は、元病児保育主任としての経験と、
今の子育ての中で感じていることをもとに、
解熱剤を使うタイミングについての考え方をお話します。

※薬の使用は必ず医師や薬の説明書の指示に従ってください。

目次

解熱剤は「熱を下げる薬」というより「つらさを和らげる薬」

子どもが高熱を出すと
「とにかく熱を下げてあげないと」と思ってしまいますよね。

でも解熱剤は、必ずしも熱を完全に下げるための薬ではありません。

多くの場合は

・体のつらさを和らげる
・眠れるようにする
・水分を取れるようにする

といった目的で使われます。

そのため、熱が高くても

・元気にしている
・水分が取れている

場合は、必ずしもすぐ使う必要がないこともあります。

体調が悪いときは、水分をとるのも思った以上に大変になります。
経口補水液やゼリー飲料など、飲みやすいものを用意しておくと安心です。

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→ 子どもが飲みやすいジュレタイプもあります

解熱剤は「何度から使う?」と聞かれることがあります

保護者の方からよく聞かれるのが

「何度くらいで解熱剤を使えばいいですか?」

という質問です。

38℃?
39℃?

と、体温の高さで判断したくなる気持ちもよくわかります。

ですが、病児保育で子どもたちを見ていたとき、
私は体温の高さだけで判断することはあまりありませんでした。

もちろん、

「38℃を超えたら使ってください」

など、保護者の方から具体的な指示がある場合は
その通りに対応します。

ただ、そうではない場合は

・水分が取れているか
・眠れているか
・ぐったりしていないか

など、子どもの様子を見ることを大切にしていました。

例えば39℃の熱があっても

・水分が取れている
・食事も少し食べられる
・比較的元気に過ごしている

そんな様子であれば、
すぐに解熱剤を使うという判断はしませんでした。

実際に

「39℃もあるのに使っていないんですか?」

と驚かれることもありましたが、
子どもの様子を見て判断していることを保護者の方に説明していました。

私が看病のときに考えている「解熱剤のタイミング」

これはあくまで私の体験ですが、
解熱剤を使うときには時間を少し意識することがあります。

例えば夕方に熱が高いとき。

そのとき私は

「今使えば、夜もう一度使えるかな?」

と考えることがあります。

解熱剤は一定の間隔を空けて使う薬なので、
使う時間によって夜の過ごし方が変わることもあるからです。

子どもが夜少しでも眠りやすいように。
そしてそのことが、結果として親の看病の負担を減らすことにもつながるので、
そういったことも含めてタイミングを考えることがあります。

熱が上がるタイミングでつらくなる子もいます

子どもの発熱を見ていると、
熱が上がるタイミングでつらそうになる子もいます。

病児保育の現場でも、
「ぐずぐずと泣き出したな」と思ったら、
次の検温で熱が急に上がっていた、ということがよくありました。

ぼーっとしたり、
なんとなく不機嫌になったりすることもあります。

そういう様子を見ていると、

解熱剤を使って一度下がった熱が、
再び上がるときにしんどくならないかな
と考えることもありました。

そのため私は、
子どもが比較的元気なときは
無理に解熱剤を使わないことも多かったです。

もちろん、つらそうな様子があれば
解熱剤を使うこともあります。

坐薬と飲み薬、どちらを使う?

解熱剤には

・坐薬
・飲み薬

があります。

効き目に大きな差はないとされていて、
症状に合わせて処方されることが多いです。

例えば

・吐き気があるときは坐薬
・下痢のときは飲み薬

など、そのときの体調に合わせて使い分けることもあります。

ちなみに我が家では、子どもが飲み薬が苦手だったため、
小学生になってからも坐薬を使うことがありました。

希望がある場合は、診察のときに伝えると対応してもらえることもあります。

薬を飲むのが苦手なお子さんも多いので、
ゼリータイプの服薬補助アイテムがあると助かることもあります。
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熱性けいれんの経験がある場合は事前に相談を

これまでに熱性けいれんを起こしたことがあるお子さんもいると思います。

解熱剤の使用が、熱性けいれんを予防したり、
逆に誘発したりするわけではないとされています。

ただ、熱性けいれんの既往がある場合は、
けいれん止めの使用について医師から指示が出ていることもあると思うので、
解熱剤の使用についても併せて確認しておくと安心です。

看病のときにあると助かるもの

子どもが発熱したときは、
思っている以上に看病が大変になりますよね。

水分補給や食事の準備など、
できるだけ負担を減らせるものを用意しておくと安心です。

・経口補水液
・ゼリー飲料
・すぐ食べられる食品(おかゆ・スープなど)

体調が悪いときは、買い物に行くのも大変ですよね。

看病中は、看病する側も無理をしすぎないことが大切だと感じています。

冷蔵や冷凍で届く宅食サービスを利用すると、
温めるだけで食事が用意できるので、少し気持ちに余裕ができることもあります。

→ 忙しいときに助かる宅食サービスはこちら

まとめ

子どもの発熱で解熱剤を使うかどうかは、
とても悩むポイントだと思います。

私が大切だと感じているのは、
体温の高さだけでなく、子どもの様子を見ることです。

例えば

・水分をあげようとしても嫌がって飲めない
・ぐずぐずして何度も起きてしまい、ぐっすり眠れない
・普段よりぐったりしていて、なかなか起き上がれない

そんな様子が見られるときは、
解熱剤を使うタイミングと考えてよいかもしれません。

一方で、

・水分が取れている
・少しでも眠れている
・比較的元気に過ごしている

場合は、無理に使わないという判断でもよいと思います。

子どもの様子を見ながら、
親子にとって少しでも過ごしやすいタイミングを考えて使えるといいですね。

看病は本当に大変ですが、
少しでも参考になればうれしいです。


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この記事を書いた人

一般の保育園で2年、病児保育で14年勤務。
主任としての経験もあり、保護者と現場をつなぐ役割を担ってきました。

現場で見てきたリアルな悩みや、「預けること」への不安。
その経験をもとに、病児保育や子育てについて、現場目線でわかりやすく発信しています。

現在は、想いを形にするロゴ制作も行っています。
大切にしているのは「相手の気持ちに寄り添うこと」です。

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